お祝い金を手渡すときには、中身が分からないようにして渡すのがマナーです。お祝い金を奉書紙で中包みし、さらに上包みし、水引をかけ、熨斗(のし)を添えます。
水引の本数は、慶事は5本、7本など奇数にします。婚礼では5本・2束を夫婦にみなした10本の水引がよく使われます。
市販の祝儀袋には、おおかた折式の中包みや封筒式の中袋が付いています。中包みが付いていないときは、半紙や奉書紙でお祝い金を包むか、白無地の封筒を用意します。
お祝い金は、最終的にお札の表・肖像の面が上にくるようにします(お札の向きについて、肖像側・金額側のどちらを上にするかは諸説あります)。
慶事の上包みは「お祝いが重なる」よう二枚重ねて包みます。裏の折り返しは「喜びは天を向く」として下の折り返しが上になります。